5月13日(月) 松山女子高校会議室において、令和6年度の役員会が開催されました。
当日は新校長の黒田勇輝先生もご出席くださる中、慎重な協議がなされました。

今回の議題は次の四点です。
1 県立高校の共学化勧告について
2 母校創立百周年に向けて
3 ① 能登半島地震への寄付について
  ② 地区別名簿の作成について

1について
 既に報道等でご存知の方も多いことと存じますが、簡単に経緯をご説明します。令和5年度の入試で県立男子高校への受験を希望した女子生徒が「受験できなかったことは、日本が批准している国連の女子差別撤廃条約に違反している」との苦情を県の苦情処理委員会に申し立てたことが発端となっています。これについて、苦情処理委員会は令和5年8月に、県に対して、県立高校の共学化を勧告しました。この勧告についての答申が令和6年8月に出されることになっており、この間、県の該当校(別学校)への意見聴取会が実施され、松女も3月2日PTA、後援会、同窓会の三者が参加して、意見の表明を行いました。

 8月に県の答申が出されますので、今回の役員会では、それに向けて同窓会として何ができるかということのご意見をいただきました。
 これに先立つ3月13日には臨時役員会を開催し、PTAが行った在校生と保護者、直近2年間の卒業生に向けてのオンラインアンケートと、同窓会が行った地区理事に向けての紙上アンケートの結果を報告しました。どちらのアンケートにおいても別学存続希望が半数以上で、特に在校生の希望者は88%と非常に高い結果となりました。同窓会の活動目的の一つに「母校の支援」があります。そこで、本部としては、在校生の希望の実現に向けて行動することと致しました。

本部案① 浦和高校の卒業生、在校生、保護者それぞれの有志が発起人となって進めている公式署名「埼玉県立高校女子校・男子校の共学化に反対します」に協力する。
 
本部案② 松山高校と協力し、共同でポスターを作成し、県内中学校等に配布する。

 ①については、期限が迫っていることと費用がかかる点を考慮し、人数を限定して実施することで賛成可決されました。人数等については本部に一任され、検討の結果、今回は昭和48年3月卒業から昭和57年3月卒業までの10年間の方にお願いすることと致しました。6月6日に作業を行い、順次発送しますので、該当年度の方、ご協力をよろしくお願い致します。

 ②についても賛成多数で可決され、18日の松高の理事会の結果待ちでしたが、こちらも可決承認され、21日に本部が再度集まり、送付先の決定等、具体的な検討に入りました。

 来年(令和7年)、創立百周年を迎える母校の歴史と伝統が繋がることを願ってやみません。アンケートはオンラインでも行っていますので、署名依頼の対象学年でない方も、賛同される場合はぜひご協力をお願いします。
 

2について
 まず、学校、PTA、後援会、同窓会の四者で組織されている創立百周年記念事業準備委員会の三つの部会(式典、記念事業、記念誌)ごとに進捗状況の説明がありました。18日には準備委員会から実行委員会に変わり、より具体的に準備が進められていくことになります。
 東松山駅には百周年を告知する横断幕が3種類掲示されています。これも事業の一環で、美術部、書道部等の在校生の協力で作成されました。駅を利用される方、お近くを通る機会のある方はぜひご注目ください。

 次に、『同窓会記念総会』の第二部記念行事と記念展示のそれぞれの担当者から、経過説明がありました。記念行事では卒業生を講師としてお迎えして行う講演会と、在校生に依頼して行うパフォーマンスを計画中であることが話されました。内容については決定次第、このホームページでお知らせします。また会場は紫雲閣を予定しています。なお、実施日についても、学校の行事との関係で、来年3月に決定の予定です。展示担当からは、「写真の展示を計画しているが、在校時の記念品などがあれば、ぜひお貸しいただきたい」との依頼がありました。お心当たりのある方は、同窓会(TEL090-3406-0251)までご連絡ください。

3 その他
 ① 能登半島地震への寄付について
   熊本地震の際にも実施しましたが、今回はそれ以上の規模の被害ということもあり、 同様に実施することが承認されました。
 
 ② 地区別名簿の作成について
   昨年の総会で地区理事交代のため、作成自体は承認されていましたが、今回は想定外の支出が発生するということもあり、年代を絞って作成することを提案し、承認されました。
 
 百周年を迎え、さらにその先へと歩みを進める母校と同様に、同窓会も伝統を次に繋げられますよう、ご協力をお願い申し上げます。
以上、簡単にご報告致します。ご意見、ご質問のある方はぜひご連絡ください。

                              (文責 坂本祐子)

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