3月23日(土)に箏曲部の演奏会『美韻(みね)の会』を鑑賞しました。

学年ごとの演奏やOG、顧問・副顧問、外部講師の先生も演奏を披露してくださり、とてもアットホームな雰囲気の素敵な演奏会でした。

初めて鑑賞したのですが、絃を左手で押さえる時に少し前かがみになる姿勢が横一列に揃っていて、箏を弾く姿がとても美しかったです。オーケストラや合唱などは指揮者に合わせて演奏しますが、互いの呼吸を揃えて曲に挑むセーラー服姿にキュンとしました。

箏はたおやかで優雅な響きだけでなく、鳥のさえずりのような繊細な音色や、厳かで地から響いてくるような音にも聴こえ、様々な曲調を楽しむことができました。

中でも最後の『独奏箏と箏群のための詩』は、昨年埼玉県高校邦楽祭で演奏し、埼玉県知事賞を受賞した曲で、1・2年生21名での演奏はダイナミックでとても魅了されました。

5月にはニューサンピア埼玉おごせにて演奏会があるそうです。近くなりましたら日時等ご案内します。

皆さまも箏の音色を楽しんでみませんか?

令和5年度 松女書道展

 2月10日土曜日、「令和5年度 松女書道展」(於:東松山文化センター)に行ってきました。 書道部は現在、3年生は引退し、2年生11名、1年生11名の計22名で活動し、日頃はパフォーマンス練習や、「国際高校生選抜書展(書の甲子園)」をはじめとする展覧会に向けての作品制作を行っているそうです。

笑顔と爽やかな挨拶で迎えられて入場。展示は2部屋にわかれており、作品の解説や質問に答える部員の皆さんの声が響いていました。

1部屋目は、1,2年生の臨書、創作作品です。以前は仮名中心だったそうですが、現在は近代詩文書にも挑戦しているそうです。作品の特徴である線質や作風を捉えるだけでなく、その古典の時代背景や作者の想いを理解しながら書き上げたということです。

 2部屋目は「全国高等学校総合文化祭」出品作品や都知事賞に輝いた作品をはじめ、部員の皆さん全員で創作した色彩豊かな作品や、「日本スリーデーマーチ」の書道パフォーマンスで披露した作品が展示されていました。廊下には東松山駅構内に展示された今年の干支「辰」の力強い文字が掲げられ、更なる東松山市の発展と書道部の飛躍を願う部員の皆さんの熱量に圧倒されました。

 さらに顧問の荒金先生にお話を伺ったことで、とても有意義な鑑賞ができました。特に印象に残ったのは、高校から書道を始めた生徒さんも多く、「書写」から「書道」へと世界を広げ、面白さや無限の可能性を知ることで、書を楽しめるようになったということ。また、ただ真似るだけでなく、歴史を感じ、空間認識を身につけ、心情と向き合う中で、十代のその時しか書けない文字で浄化するということ。

短い時間でしたが、書の世界に浸り、書が線の芸術だということを強く感じました。これからの書道部のご活躍を楽しみにしています。

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