【第1弾】「特集 筋肉は生きる力~暮らし方・食べ方・身体の動かし方~」

松山女子高同窓会報第3号「第2回 同窓生を訪ねて」に掲載させていただいた石田良恵先生の新刊著書『一生、筋トレ』を拝読しました。

 先生とは、4年前のインタビューをきっかけに、総会の講演等でもお世話になりました。先生は長年運動生理学の研究をされ、退職後も全国各地で講習会や筋トレ会、大学で講師を務められています。そうした中、「人の役に立ててもらえることはないか」というお気持ちから、100歳まで明るく生きられるようにという願いを込めて、ご自身の日々の過ごし方を本書で紹介されています。

 女性の身体生理を熟知し、研究と自らの経験に裏付けられた内容を、これからを生きる同窓生のみなさんにお知らせしたく、4回にわたって特集いたします。

 スタートの今回は、「今の体力に満足していますか?」がテーマです。現在の心身の状態をチェックしてみてください。

「平成18年厚生労働省により作成」

次回は具体的な対策をご紹介しますので、お楽しみに!

【第2弾】「特集 筋肉は生きる力~暮らし方・食べ方・身体の動かし方~

同窓生である石田良恵先生の新刊著書『一生、筋トレ』によると、見た目も中身も年齢より若く見える方たちは、食欲旺盛なだけではなく、「どんなものを食べればいいのか?」と、その都度頭を使って食事をしているそうです。今回は「自分の力で生き抜く食べ方」の中から、特に「筋肉」を意識した食べ方をご紹介します。

Part1「食べ方」

  • 筋肉を増やす食べ方とタンパク質を意識した食事

筋肉はタンパク質なしには成り立たない組織です。そのため、タンパク質が不足すると運動をしても筋肉を増やすことができません。タンパク質不足が深刻になると、身体は筋肉を溶かしてほかの組織の材料として使ってしまうことさえあります。タンパク質は年齢に関係なく、1日のなかで体重1㎏当たり1g、朝昼晩の食事で15~20gずつを目安に摂取することが推奨されています。ちなみに、100歳以上の人たちの多くが魚肉、卵、乳製品など、タンパク質豊富な食品を食べることを心がけているという調査結果も報告されています。

「一生、筋トレ」二見書房

  • 「酪酸菌」で腸内の善玉菌をさらに増量

腸のなかの善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすことは健康長寿を目指すうえで欠かせません。善玉菌を増やしてくれるのは乳酸菌やビフィズス菌などの菌を含む発酵食品です。それらに加えて近年注目を集めているのが、「酪酸菌(酪酸産生菌)」という善玉菌です。この菌の優れた点は、悪玉菌が増えるのを抑えるだけではなく、乳酸菌やビフィズス菌をはじめとした善玉菌が棲みやすい腸内環境を整える働きをもっているところです。

とくに酪酸菌が好む食品は、ヨーグルト・乳酸菌飲料・納豆・ぬか漬け・味噌・海藻類・オートミール・果物・玉ねぎ・バナナ・はちみつなどです。朝からバランスよくとって、酪酸菌を育て、善玉菌をどんどん増やしましょう。

  • 骨を強くするならカルシウムだけじゃダメ

骨の健康維持にカルシウムが欠かせませんが、カルシウムだけを大量にとったところで、タンパク質が不足していれば骨を作ることができません。タンパク質は骨の質を高めるうえで欠かせないコラーゲンという成分の材料となるからです。また、カルシウムの吸収を促してカルシウムが骨の材料として効率的に使われるようにするビタミンD、カルシウムの骨への沈着を促して骨を作る骨芽細胞の働きを活性化するビタミンKという栄養も同時にとることが必要です。

「一生、筋トレ」二見書房 

食は生命の源。ただ食べるだけでなく、頭を使って食べることは脳トレにもなって一石二鳥です。また、楽しい気持ちで食事をすると、栄養の消化・吸収がよくなることが医学的にも明らかになっているそうなので、頭を使って楽しみながらの食事を心がけたいですね。 次回はいよいよ「健康長寿を叶える身体の動かし方」です。お楽しみに!

母校創立百周年記念「座談会」開催

7月14、21の両日、同窓生の皆さんが在校時を振り返る座談会が開催されました。14日は平成28年3月卒業の大平彩稀さん、塩澤夕海さん、清水遥夏さん、関野亜美さん、武田萌花さん、恩師の高須美子先生。21日は昭和61年3月卒業の安藤奈々さん、大塚永子さん、高橋ひろみさん、田中満代さん、福岡景子さん、目時和枝さん、恩師の我妻光一郎先生。
以上の方のご出席を得て、和やかな雰囲気の中で懐かしく興味深いお話を伺うことができました。このうち、21日の会に参加した同窓会広報担当の安藤さんが、その様子をレポートします。

朝から日差しの強い7/21(日)、松女の応接室にて、恩師我妻先生とS61年3月卒の同級生6人が集まり、座談会が開かれました。

はじめに、学校に保管されていた卒業アルバムや青垣などを閲覧させていただき、それぞれが引き出しの奥底に眠らせていた記憶のかけらたちを引っ張り出す、というウォーミングアップ。
その後、坂本同窓会長の司会進行で和やかな雰囲気の中、座談会が始まりました。

『松女を受験しようと思った理由』や『思い出深い行事について』、『高校3年間で得たこと』などを1人ずつ自分の言葉で伝えていきました。

私たちの代が100年の歴史に刻まれるとすれば、一つは[夏服をセーラー服に変えた代]であったこと。もう一つは、[予餞会でZIGZAGのライブに盛り上がり過ぎて、ステージ下の床が抜けてしまったこと]です。

このアクシデントは、数日後に控えた卒業式を体育館では行えないかも、と周囲を慌てさせてしまいました。
学校は大至急工事業者に依頼してくださり、卒業式は無事体育館で挙行されましたが、『その翌年からの予餞会はどんなに盛り上がっても前に出てこないよう、ロープが張られるようになった』と我妻先生にお聞きした時には、みんなで思わず苦笑してしまいました。

最後の質問は、『現在の松女生に言葉を贈るとしたら』でした。
『あなたには友達も先生方もついているよ』
『1人の時間も大切にしてね』
『悩んで躊躇していないで、今を思いっきり楽しんで』
『自分のことは自分で褒めてあげてね』etc…
松女生のスピリットは卒業後何年経っても、変わらず根底に優しさが溢れている。そのことに私は一番感動しました。

この座談会は校長先生がボイスレコーダーに録音してくださったのですが、AIで文字起こしを行い、編集の後、100周年記念誌に掲載される予定です。
参加した私たちもドキドキですが、皆さんもお楽しみにお待ちください。

貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

同窓会広報 安藤奈々

テニス部OG会伝統に幕
絆は新たな形へと

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