華道部
大変長らくお待たせしました。同窓会報でシリーズ化されておりました、現役松女生の「部活動紹介」。ホームページ版として登場です!
今回ご紹介するのは「華道部」です。
よく晴れた、とは言え、師走らしい空気の冷たさが部屋に満ちる中、松﨑先生のお話が始まると、生徒の皆さんは微動だにせず聞き入ります。先生の模範の生け花は、花器の中で次第に「作品」という新たな生命が生み出されていくようで圧巻でした。この日の花材は「赤芽柳、アイリス、スプレー菊、ドラセナ」。活動が始まると、生徒の皆さんの花器の中にも、それぞれの世界観が広がっていきました。
華道部は「日本の伝統文化の一つである華道を通して、心豊かな人材を目指しています。花と語り合いながら、美しい姿、部分を見つけ出し、生かして、それぞれ思い思いにのびのびと生けています。そして、日々の忙しさを忘れ、生け花に癒されています」とのことですが、皆さんのお話を伺うと、確かに、花と語り、花に癒されている穏やかさが伝わってきます。お話のいくつかをご紹介します。
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華道の魅力、華道部の魅力は何ですか?
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A いろいろな花を知ることができます。知識が豊富になりました。
A 感性が豊かになることです。美しいものを美しいと思えるようになりましたね。
A 枝ぶりや花が一本一本違うので、先生と同じようにと思っても、全く違う仕上がりになります。それでも先生が褒めてくださるとうれしいですね。
A 最後にもらったベルの飾りを、どこにつけるか悩む時のようなワクワクする時間が好きです。
A お花の香りがそれぞれあって、違いを楽しむのが良い感じです。
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華道を始めて、生活に変化はありますか?
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A 道端の花にも目が行くようになりました。
A 家に持ち帰って、もう一度生けて飾るのを、家族が楽しみにするようになりました。特に、父ですね。
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華道部自慢をお願いしいます。
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A 明るく元気なところです。
A 先生がとてもフレンドリーで、楽しいです。
A 品があります。
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今日の作品のテーマは何ですか?
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A 「自由」です。
A 「風」です。
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今後、どんな活動をしていきたいですか?
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もっと大きな作品にチャレンジしたいです。
クリスマス間近ということで、この日先生は、皆さんにクリスマスの飾りの「ベル」を手渡していました。
「和」のイメージの華道の作品にベル?と思いましたが、皆さんが、思い思いの仕上げとして赤芽柳につけたベルのなんとすてきなこと!
長い歴史を持つ伝統文化は、若い感性で、新たな世界を広げていくのかもしれません。華道部の皆さんが大切にしている「品格」を重んじつつ。